『LOVE ME COMPANY! 愛される会社の条件』
LOVE ME COMPANY! 愛される会社の条件―新しいCSRの考え方―バイ・ミー!からラブ・ミー!へ
【知りたいと思ったこと】
1.CSRとは何か?
2.CSRを利益に結びつけるには?
3.中小企業はCSRをどこから始めればよい?
【内容要約】
1.コンプライアンス、コーポレートガバナンスを意識した経営は当たり前。
・プラスアルファで、地域社会への貢献やコミュニティ・サービスの方がより重要。
・一過性で終わるものではなく、ずっと続くもの。
2.信頼される企業=愛される企業
・ブランド構築において、企業姿勢を明確に見せているかどうか、CSR活動を着実に具体的に推進しているかどうかが、企業評価の視点として不可欠
CSRはブランドの重要な一つのツール
・ブランドや企業ミッション(存在意義)への「こだわり」にもつながる
・きちんとしている会社は、経営者が「こだわり」を通じて社会的責任についても意識している
リスクマネジメントの一環
・不祥事を起こしても、CSRを着実に行っていればお返しがくる
3.本業とCSRを結びつける
・持続可能であること
・地域社会への貢献(銀座シャネル、スターバックスコーヒーの原産地とのコミュニケーション)
個人が立ち上がる
・社会から評価され、個人も幸せと誇りを感じる
・2004年新潟中越地震、テック アール アンド ディス ビルド・ア・ベア ワークショップ事業部
【意見】
1.言われてみれば、当たり前のこと。近江商人の三方よし(売り手、買い手、世間を)、欧米流の言い方にするとこうなるのだろうか、とも思う。だが、当たり前であるだけに、忘れられやすいことなのだろう。事業を営む者の「志」の話であって、仕事を労働とか作業と考えているようでは、社会に活きる人間としてはまだまだ「志」が低いということだ。
2.良い商品を作るというブランド戦略だけではなく、良い会社を作るというブランド戦略。それが結果として良い商品やサービスを作り、そこで働く人も誇りを持てる、ということになる。それをどのようにやるか、というのは理論ではなく実践(アーツ)の世界の話になるが、信頼される企業(愛される企業)を作ることが、全てを上手くいくようにするコツであると知っただけでも、かなり勇気づけられる。
CSRを利益と直結させようとするのではなく、CSRを軸とした企業活動を通じて結果的に利益がついてくる、というのが理想だ。
3.大企業でお金があるからCSRができる、という考え方は本来のCSRとは言えない。自社の事業領域と隣接、関連する部分からCSRへの取り組みを進めていくやり方もあるだろう。いわば、ボトムアップアプローチ。そこで大事になるのが、個人の意識であるということだ。
あまり面白みはないが、持続可能な範囲でやっていくというのが、答えになるのだろう。
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